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Dec 15, 2015

拡大ミニ講座「医療と生活をつなぐ情報共有を考える」

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●12月14日 標記研修会実施。講師:山形市基幹型地域包括支援センター 保健師 青山明子氏

●連携室ポピーと基幹型包括支援センター(山形市社会福祉協議会内)との協働で、市内医療機関からの退院時サマリー、退院時のケアマネジャー聴取情報内容の現状を分析してきました。その結果、重要だが記載が少なく、かつケアマネジャーの聞き取り様式にも少ない情報項目として、『退院時指導内容』『退院時バイタルサイン』『患者・家族の希望』『退院後の医療の支援体制』であることがわかりました。退院後の市民の生活の安定のために、何を情報共有しなければならないか、医療機関・地域双方で検討していく今回は第一歩です。

●(成功事例)等を基にした意見交換会やワーキンググループへつなげていっては?など参加者からの意見も頂戴しております。

●青山氏講演よりキーワード

『「自分が活用できる情報」「相手に活用してほしい情報」それを知ることで情報共有が効果的に双方の思いを無理なく市民へつなげる』

 

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Dec 11, 2015

地域の事業所訪問「デイサービスけやきの森:認知症対応型通所介護」

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(写真上:利用者さんと共に作ったクリスマスリース用のキャンドル。けやきの森ではアートセラピーとして塗り絵や作品つくりにも取り組んでいるが、子供だましでない、達成感につながる作品造りをめざしている。利用者さんの励みになるよう出版社の塗り絵コンテストへの応募を続けていて、室内に飾られた作品の完成度はとても高い。)(写真右下後方:管理者の高橋かほりさん)

(写真下:今日のアクティビティはイカ釣りゲーム。材料もスタッフと利用者さんが共に作成。順位競争を取り入れ、やる気を引き出す。ゲームに集中する皆さんには、笑顔があふれている。活性化になっていることはまちがいない)

・12月9日、認知症対応型通所介護事業所「けやきの森」におじゃまし、管理者(代表取締役、施設長)の高橋かほりさんにお話をうかがった。ポピー交流会の場で、「認知症対応型通所介護からも、医療につなげる必要のある生活情報の提供を医療機関につなぐ努力をしている」との言葉をおききしたことが訪問のきっかけである。けやきの森では、支援のプロセスとしてまず認知力や障害の様相を徹底的にアセスメントするという。問題行動と捉えられれがちな言動も、「失認や失行あるいは失語が原因だったりする。そこをきちんとアセスメントして接し方や対応を工夫することで、家族の負担になっていた言動が改善されたりする。」「又、眠っている能力を活性化するためにさまざまなアプローチをしているが、何事も本人参加、完成度高く、おもしろくをモットーとしている。認知力の回復、低下予防、感染予防には栄養面からも支援、栄養士も配置し青魚、葉酸、ターメリック、大豆蛋白、豚肉の摂取に配慮している」とのこと。うかがった当日のおやつは手作りのおいしそうなスイートポテトが準備されていた。

・高橋さんが介護に携わるようになったのは、認知症のお姑様の介護の経験から。看取られた後に「在宅で困難を感じておられる方に何かできるかもしれない」との思いにいたり、結婚まではOLだった高橋さんだが、それからヘルパー資格、介護福祉士資格をとり、介護事業所で経験を積み、施設管理者も経験された。その後周りの方の進めもあり、現事業所を立ち上げて5年になる。今では地域からも認知症ケアで一目置かれる存在で、地域包括支援センターからも「認知力の低下が一過性のものか見極めて欲しい方がいる」などの相談もあるとのこと。介護職員の教育にも力を入れ、職員定着率も高い。皆さんいきいきと働いていらっしゃる印象。

・高橋さんの言葉:「理想と現実のギャップはあってはならない。あなたのメンタルは私がみます!という気持ちでやっている。」から、現場実践者の信念を感じました。

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Dec 4, 2015

ミニ講座「今だから知っておきたい!歯科介入による介護予防・健康長寿への効果」

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●12月3日  山形市歯科医師会大沼智之医師を講師に迎え標記研修会開催(参加者31名)

●参加者感想~一部紹介

・具体的なデータを基に口腔ケアの有効性について教えていただいた。チェックリストは相談援助職のスクリーニングに使用できるものです。福祉職でも「お食事は?→入れ歯ですか?→入れ歯の調子はどう?」とと聞きやすくなりました。

・転倒しやすい利用者さんのお口の中の様子をチェックリストを用いてうかがってみたいと思います。

・(質問コーナーで)地域包括支援センターの方や施設の介護職の方の話を聞けたことがとてもよかった。

●先生のデータに基づいたわかりやすいお話と山形市歯科医師会様が開発されたお口の問題チェックリストが活用できるとの印象が多くの参加者から寄せられた感想です。

 

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Nov 18, 2015

在宅ケア研究会とポピーの合同研修「認知症の実践医療と多職種連携」-穏やかな在宅生活を支えようー

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●11月14日 山形市医師会館にて標記研修 講師:山口晴保氏(群馬大学医学部保健学研究科 教授)

●優しく穏やかな語り口の山口先生により、認知症診断、治療、日常の中での支援方法が具体的にわかりやすく伝えれられ「今までにない」「目からうろこ」と大変好評でした。(研修が終わる頃には癒され、疲れが取れた感じが。)

●キーワード    今まで当たり前だった薬剤に関する新しい考え方

●山口先生は「群馬県の地域リハビリテーション連携システム作り、介護予防」にも注力されているとのこと。今度はそちらの話も是非お聞きしたいと感じた研修でした。

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